素のWindowsCE+電話ではどうか?
最近、「WindowsMobileについてマイクロソフトに一言言わせて」という企画があって、つらつらと考えていました。
いろんな方の意見も見ています。
結構多い意見は
- タスク管理はユーザーに任せて!(OSが下手に管理するよりよっぽどまし)
- 起動しているタスクはタスクバーに並べて
というものです。
たしかにWindowsMobileはPalmsizedPC,PocketPCの頃から、ずっとタスクの終了処理をユーザーから遮蔽し、かつ起動中のタスクも標準のユーザーインターフェースでは隠すといったDNAをひきついでいて、なんだかまどろっこしい感じがします。
故に様々なタスク管理ソフトがフリーソフト、シェアウェアで現れ、左上のスタートメニューのそばに起動中のタスクのアイコンが表示されたり、右上の×ボタンでタスクを終了させるようなことをわざわざしていたわけです。
でもちょっと変じゃないですか?
このわざわざ後付けしたUIは、WindowsCE.NETとか、WindowsCE H/PC Editionとか、標準ビルドされたWindowsCEでは、普通のUIじゃないでしょうか。
つまり、デスクトップWindowsに準じ、左下にスタートメニュー、下にタスクバー、右上の×ボタンはタスクの終了。
WindowsMobileと呼ばれるWindowsCEの1エディションは、この、素で持っているWindowsCEのUIをわざわざ隠しているんですね。
だったらもういっそのこと、
素のWindowsCE+電話機能でいいんじゃないか?
と思ったりして。
これなら、タスク管理の様々な不満が一気に解決されますし、よけいなモノがついていないOSだから、軽くていいんじゃないかと。
しかもキーボード搭載が標準的になりつつあるなら、なおさらかなとか。
嗚呼勘違い
SL-6000のハードにWindowsCEを乗っけた日立へのOEMは
- Windows Mobile 2003 Second Edition for Pocket PC
でした。あれ〜。PocketPCでしたね完全に。
比較
内容 | FLORA | W-ZERO3 |
---|---|---|
CPU | Intel® PXA255アプリケーション・プロセッサ(400MHz) | Intel® PXA270 プロセッサ 416MHz |
OS | Windows MobileTM 2003 Second Edition for Pocket PC 日本語版 | Microsoft® Windows Mobile™ 5.0 software for Pocket PC 日本語版 |
画面 | 4型半透過型システム液晶480x640ドット65,536色 | 640×480ドット、3.7型 65,536色 モバイルASV液晶(バックライト付) |
ROM | 64MB(Flash ROM/内 Flash Disk総容量:約16MB) | フラッシュメモリー128MB(本体システム領域等含む) |
SDRAM | 128MB | 64MB |
無線LAN | 802.11b | 802.11b |
Bluetooth | あり | なし |
キーボード | あり | あり |
USB | あり | あり |
USBホスト | あり | なし |
赤外線ポート | あり | なし |
重量 | 約265g | 約220g |
概観
FLORA
W-ZERO3
日立のWindowsCE.NET端末はあった。
そうでした。こっちこっち。
http://www.hitachi.co.jp/Prod/vims/netpda/
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/8296.html
PDA液晶縦持ちなのに、素のWindowsCEだから、上にメニュー、下にタスクバー。素直なWindowsCEですね。
でもこれ、ハードウェアを見ても明らかに京セラのOEMっぽいですよね。
Java PDA "PocketCosmo"!
http://www.kyocera.co.jp/pocketcosmo/
うーん、細部が微妙に違うなぁ。