物欲よりは悶絶、萌えよりは悶絶

最近の気分は、物欲はより悶絶です。
昨晩、坂本龍一ピアノ曲集、具体的には/04、/05をシャッフルしてTCPMPで聞きましたが、昨日の日記に書いたとおり、モーツァルトを聞いたときの軽やかな気分にさせてくれる感覚と違い、坂本のこれらの曲は私を悶絶の境地に陥れます。
私が欲しているのは、もしかしたらですが、物欲という、モノに固定した欲ではなく、悶絶という、もっと一般的な感覚なのかもしれません。
物欲をくすぐるものが減ったということではないのです。
最近でも、上海問屋の広告に踊らされて、少額ですが、立て続けに衝動購入しています。
ですが、物欲だけではない感覚も求めている自分に気づきます。
一般には、趣味ととらえられる感覚かもしれません。
でも、趣味というと、なんかこう、ちょっと違うような気がします。

「ご趣味は?」と聞かれて、「パソコンと、音楽鑑賞と、読書です。」

これは普通の受け答えですね。
あえて変態的な受け答えを想定してみます。

「ご悶絶される対象は何ですか?」
「ニッチなデジタルガジェット(ニッチなパソコンを含む)と、坂本龍一の音楽と、初期のシトロエンと、ホンダの初期型トゥデイです。」

・・・変態的だ。
まあそれはそれとして、
私が欲しているのは、趣味とか一般的なものではなく、また物欲とか特定分野の欲でもないのだなあと気づいた次第です。
あえていえば、

悶絶欲

に支配されて行動している、というか、悶絶欲の赴く方向に向かって行動しているような気がします。

「悶絶する」感覚を欲している

といった方が、正しいですね。
・・・もしかしたら、「オタク」に通じる概念かもしれません。
・・・もっというと、私が嫌いで嫌いで仕方がない「萌え」に近い感覚かもしれません。
「オタク」はある事柄・分野に「悶絶」し、それを自称している人、または他人が見てそういえる状態の人、を指しているのかもしれません。
そういう意味では、私は

・ニッチなデジタルガジェットオタク
・ニッチなパソコンオタク
坂本龍一の音楽オタク
・初期のシトロエンオタク
・初期型トゥデイオタク

であることは確かです。
つまり、

悶絶の対象分野を持つ人は、当該分野におけるオタクに等しい

と考えられます。これはきっと正しいなあ。
私の考える「オタク感」と「悶絶感」に合致しています。
次に、「萌え」と「悶絶」ですが、私には、ちょっと申し訳ないが、なにが私にとって何が「萌え」の対象かちょっとわかりかねます。
当初、二次元女性に対する男性の欲が「萌え」といわれている節がありましたが、最近はそうでもないような気がします。
「悶絶」に近づいているのかなぁ。
うーん、「悶絶の感覚にとらわれ始めた状態」を「萌え」というのかな。
なんかしっくりこない。
「萌え」という言葉を使っている「人」や、「対象物」と関係するのかもしれません。
私の感覚では、

「二次元女性」に「悶絶」している「男性」は、「二次元女性」に「萌え」の人

これは正しそう
女性でも、「萌え」の対象があるです。
あまり詳しくないので、検証しかねるのですが、あえて偏見を持って述べるのであれば、
※例えばですよ!例ですよ!偏見ですよ!

「二次元美男子」に「悶絶」している「女性」は、「二次元美男子」に「萌え」の人

とか。
あー偏見だ。
許してください。
女性のことはわからないのです。
でも、私に限っていえば、

「ニッチなデジタルガジェット萌え」であることも確か
「ニッチなパソコン萌え」であることも確か
坂本龍一の音楽萌え」であることも確か
「初期のシトロエン萌え」であることも確か
「初期型トゥデイ萌え」であることもやっぱり確か

・・・いえちゃった。
ということは、私に限っていえることは、

「悶絶」=「萌え」

になってしまいますねぇ。
ありゃりゃー。
でも何か「悶絶」と「萌え」は違うような気がします。
まとめると

・悶絶と趣味は部分的に重なるが異なる概念
・悶絶と萌えは私という検証対象に限っていえば同一の概念だが、何か大きく異なる気がする

たぶんですが、一般に「萌え」という言葉を使うと「二次元女性に悶絶している男性諸氏」が連想されるため、
私は「萌え」という言葉に「拒絶反応」を示しているんだとおもいます。
「〜萌え」と分野を特定すれば受け入れやすいような気がします。
「萌え」単独で使うと、私の偏見ですが、その対象分野のデフォルトが「二次元女性」なので、拒絶反応を示してしまうのかもしれません。
・・・うーん、なんだかよくわからなくなってきましたのでもうやめます。
突き詰めて考える内容でもないような聞がしてきたけど、ネタとしておもしろいかなあと思ったところです。

スタパ斉藤の悶絶番長

とか

monzetsuマガジン

とかが読みたくなってきたということで、このお話は終わり。
ご静聴ありがとうございましたぺこり。