Cache妄信への懸念

何かウェブ上の事件があるとすかさず魚拓がとられる。
また、GoogleのCacheにも残っていたりする。
さらにはWebArchiveがクロールしていたりする。

しかしそのCacheは本物か?

Cacheはたしかに便利だが、気をつけないといけない。
Cacheも結局ウェブサービスの一つ。
デジタルはすぐに改ざんできるから、「Cacheがあるからそのウェブコンテンツははたしかに存在していた」という潜在意識は、ちょっと危ない気がしてきた。
Cacheをでっち上げて冤罪にすることもできる。
Cacheをでっち上げてだますこともできる。
Cacheに対する潜在的なevidence思考を改め、「ああこんなCacheがあったんだな」くらいにとどめないと、今は想像もできないが、Cacheが証拠足りうるかどうかが問題になるときが、すぐもう目の前にあるような気がする。
ウェブコンテンツの原本性などという泥沼に陥っていくはず。
魚拓とるときにタイムスタンプ電子署名すればいいのか?