ソイッシュで清涼飲料水の新たな地平へ

何気なく手に取った、こじゃれた小瓶のソイジョイ
その時私はちょっとだけ炭酸を飲みたかったので、サイズがちょうどいいなぁと思ったのです。
陳列棚の隣にあったオロナミンCも、いい感じに安心感を醸し出していたんですよね。
しかもなぜかたったの百円!
というわけで躊躇なく買っちゃったんです。

キャップを開けて初めて感じる強烈な違和感

小さな飲み口から炭酸飲料とは思えない白い液体がこんにちわしていたのですよ。
おもわず二度見してしまいました。
なんかよくわかりませんがこの時点でもう後には引き返せない感じがするんですよね。
鼻を近づけてみれば、白い液体からは想像できないさわやかな香り。
えいやっと一口ので見れば、トローっとした(ドローっとした)液体が、舌の上を流れていくのを感じてしまいます。
さわやかな味の、どろっとした液体。
その奥に見え隠れしたダイズ感は、数秒ののち前面に現れ、これが豆乳飲料であることを主張しだします。
さらに言えばこれは炭酸。ピリピリとした刺激が舌からのどに、ドローっと伝搬していったりします。
これはほんとうにやばい、しかしもう一口飲めば新たな発見があるかもしれないと、思い直してまた一口飲んでみるのです。
そしてまた、これは本当にやばいと感ずるのです。
これの繰り返し。
そうこうするうち、すこしお上品におゲップなどしてみればなんということでしょう、さわやかな香りと豆乳が入り混じった気体が鼻に抜けていったりするのです。ううう!

いやしかしですねこれは今までも何度か経験したことのある感触。

初めての飲み物なのになんでだろうとゲップしながら考えた。
そうゲップに答えがあったよ。
あれです、バリウムです。
バリウム飲んだ後、胃を膨らませるために発泡性の粉を飲むじゃないですか。とても耐えられなくなるやつ。拷問的な。
医師の指示に従って上向いたり横向いたりゲップ我慢してとてもつらい思いして、やっと終わった安堵感と一緒に体が発するゲップ。
あれになんか似ている感じがします。
たった100円であの体験を味わうことができるんだから安いもんだと思えなくもない。
天下一品ラーメンを食った時の経験からすれば、もしかしたら3度飲めば癖になるのかもしれない。
明日も飲んでみるか。清涼飲料水の新たな地平を見るために。