「差別化しにくい"Windows Phone"」をどう扱っていくのか
Microsoftは、Windows Phoneのユーザーインタフェースの変更について制限を設けており、これが、Windowsスマートフォンを作る上で差別化を図りにくい要因となっている。
Jeronimo氏は、「Nokiaは、他の携帯電話機メーカーが容易には対抗できないような独自のサービスを提供することで、差別化を図ろうとしている」と述べる。
一方、Gold氏は、「NokiaのWindowsスマートフォンには、これといった特徴がない。そのような製品を、『iPhone 4S』と同じ価格帯(420ユーロ前後)で販売するのはいかがなものか」と指摘する。「Nokiaは、高品質の製品を手ごろな価格で提供することで市場シェアを取り戻そうとしている。だが、市場をけん引する競合他社品と同じ価格帯で勝負しても、Nokiaに勝ち目はない」(Gold氏)。
ビジネスニュース:シェア巻き返しを図れるか、NokiaがWindowsスマホを発表 (2/2) - EE Times Japan
しばらくはWindows Phoneの「弱点」と言われ続けるであろう「差別化のしにくさ」。
これをどう強みにかえるのか、正直よくわからないところではあります。
開発者から見れば、シャシーがおおむね統一されているので開発しやすいという利点はありますが、そればiPhoneも同じ。
iPhoneを上回るだけのシェアを得なければ、Windows Phoneをリリースするメーカーには。うまみがないようにも見えます。
アンドロイドのような群雄割拠状態がいいのかどうかはさておき、Windows Phoneがこれからどのように発展していくのか、気になるところですね。