シャープ、Windows CE搭載の電子端末を発売

 RZ-F300シリーズは、流通・小売などの現場における発注・在庫照会・商品管理などの用途を想定した業務用携帯端末。テンキーをなくし、4.3インチ800×408ドット表示のタッチパネル液晶を搭載することで、従来型の端末に比べて在庫表や業務レポートなどでより多くの情報を画面で一覧できるようになった。画面は縦横表示の切り替えができる。

 OSは過去のソフトウェア資産が利用可能なWindows Enbedded Compact 7を搭載。タッチパネルは感圧式(抵抗膜方式)を採用しているため、手袋をした状態でも操作できる。シャープは「感圧式ながら軽快な操作が可能なタッチパネルに仕上げた」としており、フリック操作にも対応する。

 無線LANIEEE 802.11a/b/gに準拠、2.4GHzだけでなく他の無線通信機器との電波干渉が少ない5GHz帯にも対応した。業務向けのため、バッテリー駆動時間は12時間の大容量バッテリーを採用。筐体もマグネシウムのシャーシを中骨にして、上下からキャビネットで保護する堅牢な構造で、耐衝撃性能を備えた。防塵・防まつの国際規格IP54に準拠する。

 CPUはTI AM3715(800MHz)、メモリはFlash ROM 512MB/RAM 256MB、4.3インチ透過型800×480ドット表示液晶を搭載。microSDカードスロット1基を搭載し、無線LANiEEE 802.11a/b/g(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth Spec.V2.1+EDRクラス2に対応する。mini USB端子×1、イヤホンマイク端子×1を装備。サイズは76×152×24mm(横×縦×厚)、重量はモデルによって違い、245〜263gとなっている。

シャープ、手袋のまま操作可能な業務用携帯端末「HandyBrain」RZ-F300シリーズ - ケータイ Watch Watch

業務用で生き残るWindows CE。今はWindows Embedded Compact 7というのか。
このOSは、Windows PhoneのOSとはどのような関係なのだろうか。
ケータイウォッチの画面を見ると、スタートメニューやタスクバー、InternetExplorerなどなど、素のWindows CE感がたっぷりだが、こういったGUIってWindows Phoneでは表に出てこないよね。
完全にWindows PhoneとWindows Embedded Compactは枝分かれしてしまったのだろうか。
しかし、コンシューマー市場と違って、互換性とコストにシビアな業界向け端末をシャープはよく出せるなぁと感じだ次第。
記事見出しだけ見た時には、「またビジネス使用のAndroid端末が出たのか」とか思ったんだけど、いい感じに裏切られました。