現実味を帯びてきた AXGP = Softbank 4G、実測で30Mbpsを超える

 AXGPは現状のところ、旧ウィルコムXGP試験サービスを利用していたごく一部ユーザー向けにサービスが提供されているが、ソフトバンクモバイルMVNOとして2012年2月以降には一般ユーザー向けサービス「SoftBank 4G」を開始する予定だ。通信速度は下り最大110Mbps、上り最大15Mbpsと、下り速度に関しては100Mbpsを超える速度が特徴となっている。

 サービス開始時には、セイコーインスツルSII)製のモバイルルータ「101SI」が同時に発売される予定。ただし、101SIはサービスの理論値である下り110Mbpsに対して下り最大76Mbpsとなっており、サービス開始段階ではフルスペックでは提供されない。AXGP対応端末はその後も提供予定で、2012年中にはAXGP対応のスマートフォンも投入予定とされている。なお、「101SI」はソフトバンクモバイルの「ULTRASPEED」(下り最大42Mbps、上り最大5.7Mbps)をサポートする。

[新世代の通信サービス「AXGP」先行レポート] SoftBank 4Gで採用、「次世代PHS」を受け継ぐ新データ通信方式 - ケータイ Watch

とうとうサービスインまでこぎつけそうですね。
ソフトバンクの肩を持つわけではありませんが、WILLCOMERとしてはぜひ成功してほしい。
ユーザーが思い入れできるサービスって案外すくないものです。

実測で30Mbpsを超える

■ エリアは山手線圏内が中心。通信速度は実測で40Mbps超を実現
 結果は非常に高速。屋外測定かつまだサービス提供されていないために他のユーザーもほぼ存在しておらず、高速な結果が出やすいという要素はあるものの、どのエリアでも数十Mbpsは超える結果となり、有楽町では下りが40Mbpsを超えることもあった。
 室内に関しても、四方に窓がない見通しの悪い場所ながらも有楽町駅前のビル内では30Mbps以上の数値を計測した。場所によって異なるだろうが、建物の外まで電波が届いていれば屋内でも十分通信は可能なケースもあるようだ。
 一方で地下には弱いようで、同様に有楽町駅前のビル地下1階では電波が一切届かなかった。また、屋外であってもエリアによっては電波が届かない場所があり、秋葉原から少し歩いた末広町付近では電波の感度が低かった。このあたりはまだユーザーが利用できるサービスの提供前ということもあり、実際のエリア拡充に期待したいところだ。

■ エリア内では超高速。サービス時のエリアと料金プランに期待
 限られた屋外のエリアでの測定とはなったものの、通信速度に関しては非常に好成績を収める結果となった。サービス開始前で他ユーザーもほとんど存在しない好条件とは言え、すでに高速データ通信としてサービスを提供している、NTTドコモの「Xi」(クロッシィ)の屋外理論値である最大37.5Mbps、あるいはUQコミュニケーションズの「UQ WiMAX」の最大40Mbpsをも超える数値となったのは、非常に期待が持てる。

[新世代の通信サービス「AXGP」先行レポート] SoftBank 4Gで採用、「次世代PHS」を受け継ぐ新データ通信方式 - ケータイ Watch

非常に限定的・好条件での測定だったわけで、これが実質の上限値と考えてよさそう。
つながれば速いって感じだなぁ。UQ WiMAXと真っ向勝負できるよう、エリア展開が進めばいいなぁ。