ウィルコムからPHS-3Gデュアルスマートフォンが発表されないのはなぜかなぁといろいろ邪推する

ウィルコムスマートフォンが開発されるにあたって、想定したユーザーというのは、通話主体の女性・高校生とは明らかに違うわけです。
多分私など端末そのもの、または通信プランに魅力を感じる、ガジェオタ的なユーザーがある程度想定しなければいけないのかなぁと思うのです。
通話主体なら今の端末でも十分だし、他社スマフォの2台目にウィルコムはどうですかってな売り込みもしてるわけですから、
ウィルコムスマートフォンを他社スマフォの2台目にどうぞという売り込みは難しいわけで、
やはり「ウィルコムスマートフォン」というオンリーワンな端末として売り込むのだろうと思うわけです。

その際に問題になるのは、

料金プランの問題。
新ウィルコム定額プランGSPHS通信が可能なウィルコムスマートフォンが登場すれば、確かに「ウィルコムスマートフォン」というオンリーワンな端末として受け入れられるだろうとは思うのですが、そんなお得すぎるプランでウィルコムは売りたくないはず。
新ウィルコム定額プランGSPHS通信が可能だったのは、結局HYBRID W-ZERO3と(ソフトバンクスマートフォンと抱き合わせ販売された)HONEY BEEのみ。
積極的には売り出したくないのは見え見えです。

じゃあ

新ウィルコム定額プランSで発売したら?そしたら「ウィルコムスマートフォン」を狙うガジェオタは食いつかないでしょう。
PHS通信非搭載のスマフォとして売り出して、新ウィルコム定額プランGSですなんて売り出したら?そりゃ完全に「狙ってはずしてるな」って思われてやはりひんしゅくを買うかも。
仮に後者の場合でも、ハックしてPHS通信できるようにしてしまう輩が絶対出てくるはずで、そうなったときやはりPHS通信部分は無料になってしまうとなれば、ウィルコムとしてはぜひとも穴をふさぎたいところ。それにしたってユーザーは逃げそうだ。

そんなわけで

昨年秋に「3G+PHSデュアルスマフォ出すよ」と発表したはいいが、PHS通信できないと相当ひんしゅくを買いそうだっていう空気を察知したウィルコムが、さてどうしたものかと思案しているのかなぁとか邪推するのでした。