懐かしい名機をよみがえらせる企画

 デバイスを持ち運ぶモバイラーにとって、デバイスの大きさと重さは常に付きまとう課題である。理由は単純で、これらの条件は持ち運びやすさに直結するからだ。

 今回ご紹介する「バイオU」(型番:PCG-U1)は、まさにその大きさと重さという課題を解決した超小型のクラムシェルノートPCである。しかもただ単にパーツを小さくまとめただけではなく、小ささゆえの使いにくさを改善する工夫と技術が多数盛り込まれた、意欲的なモデルである。

【モバイラーが憧れた名機を今風に蘇らせる】ソニー「バイオU」 ~モバイルゲーム機顔負けの“いちばん かわいい バイオ” - PC Watch

これにもあこがれたなぁ。

 CPUには、TransmetaCrusoe TM5800 867MHzを搭載。Crusoeの中では比較的高速なクロックで動作するモデルとは言え、現代的な処理は荷が重い。例えば、Windows XPService Pack 3をインストールするだけで1時間、そこからさらにWindows Updateをさせようとしたところ、実に2時間近い時間を費やした。PC Watchのトップページを開こうにも1分以上掛かる。Webを利用することが前提の現代において、Crusoeの性能では全く使いものにならないと思った方が良いだろう。

トランスメタのCPUはもう本当に遅かったもんなぁ。Libretto L5で身にしみてわかる気がします。

というわけで、ヤフオクで出品されていたもう1つのバイオUをドナーとして2,000円で落札して、拡張ポートカバーおよびマザーボードを移植することにした。

 さて最後にOSのインストールである。実は今回ドナーとして落札したバイオUだが、リカバリのCD-ROMと、リカバリに使える純正アクセサリのPCカード型CD-ROMドライブが付属していた。ドナー本体はOSの動作自体は全く問題ないが、キーが1個欠損しているほか、ポインティングデバイスのキャップがなく、実用面ではやや厳しい。背面カバーの爪が破損していなかったのは、正直なところラッキーなだけだった。つまり、このドナーを落札したお目当ては、このリカバリCD-ROMとCD-ROMドライブだったのだ。

結構気合の入ったことをやっている記事だなぁと思った次第です。