ビジネスとITのギャップを埋める

えー月刊アスキーが手元にないという大失態を犯し、細かいつっこみまでできませんが、気づいたことがあります。

1 はじめ、経営層向けにITトレンドを知ってもらうのが主眼かと思いました。
2 でも、経営層でないぺーぺーのヒラもその内容の濃さに驚きました。

多分、1も2も正しいような気がします。
ということは、月刊アスキー

1 「経営層の常識・トレンド」と「IT技術者の常識・トレンド」の絶妙なバランスで構成されているようだ。
2 経営層は「IT技術者の常識・トレンド」に驚いたり、新たな発見をしたりするんだろうなぁ。
3 IT技術者は「経営層の常識・トレンド」に驚いたり、新たな発見をしたりするんでしょきっと。

私はぺーぺーのヒラですが、ITにはそれなりにそれなりに、本当にそれなりにキャッチアップしているつもりです。
仮に私を「IT技術者」と仮定すると、上の3番に相当します。
たしかにそうだったなぁ。
うる覚えですが私が月刊アスキーで反応した部分。

・中国には百万都市がいっぱいあって政府が都市を格付けしている(ええっ!)
南インドでは大学卒業まで無料で授業が受けられる(いいなぁ!)

ほかにもいっぱいありました、こういうの。
たった40ページでですよ。驚きです。
多分、私は社会一般のトレンドに疎いんだと思います(おいおい)。

IT技術者は、技術にのめり込んで社会一般のトレンドには疎いんじゃないかなぁ。
一方、経営層はITトレンドに疎いんだと思います(一般論)。

だから、

「経営層の常識・トレンド」と「IT技術者の常識・トレンド」の絶妙なバランスで構成する手法で、経営層、IT技術者双方にそれぞれに足りないものを気づかせてくれる

ということが、月刊アスキーで言うところの

ビジネスとITのギャップを埋める

のねらいなのかなぁ。
価格も590円だったかな、手元にないので不正確ですが、ビジネス誌にしてはかなりリーズナブル。

・ 日経コンピュータよりも大幅に?安くして、IT技術者もちゅうちょなく買える。
・ 日経コンピュータのようなビジネス誌の体裁を整えることで、経営層もちゅうちょなく買える。

この手法も

ビジネスとITのギャップを埋める

に合致してるなぁ。
あー、一人納得。
広告もそういえば、経営層向けの物とIT技術者向けの物が混じっていたかも。
今覚えているのはこんなの。

ASUSのレザーノートパソコン」
レザー仕上げのかっこいいノートパソコンの広告。
エグゼクティブ(経営層)が使っても違和感がないし、IT技術者というか私もほしい(でもお金はないorz)。

広告でも、ギャップを埋めようとしてるんだすげーと思いましたとさ。

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ちょっとつっこみ

MNPにおけるソフトバンクの戦略に関する記事で、ウィルコム定額の金額が「2980円」と明らかな誤記。正しくは「2900円」。多分SBのゴールドプラン2880円に引きずられたんじゃないかな。
T-MOBILEのサイドキックがアメリカの中学・高校生では必須のアイテムでほとんどの人がもっているって記述があったけど、本当?すげーなアメリカの生徒。公衆無線LANが日本以上に広まっているとは言え、それは言い過ぎのような・・・でも本当なのかも。サイドキックをねらったmyloソニーからでるしなぁ。

ほかにもいろいろ、こんな記事に驚いたとか、これはちょっと違うんじゃないのとか、言いたいことはいろいろありますが、いずれにしろ、たった40ページを読んだ限りでは、

ビジネスとITのギャップを埋める

ことには成功している雰囲気。
特集はロングインタビュー。こっちも面白そうです。

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食わず嫌いでビジネス誌っぽくなった月刊アスキーを買わなくなった方も、590円ですし、一度お手に取っていただければ、面白い雑誌だなぁと思うんじゃないかと思いますよ本当。
最後に一言。

私はアスキーの中の人だったりしませんよ本当本当。
ましてや、アスキーからお金をもらったり接待を受けたり歳暮をいただいたりウハウハな便宜を供与されたりもありません本当本当。

信じていただけるかどうかは、まあ読んでいる方次第なので何とも言えませんが・・・
あーでもロングインタビューとか楽しみー。