Kindle?いいえ、ケフィアです。2
いいえ、カシオペアE-55です。
レトロPDAマニアなので、入手しました。
今回のテーマは、乾電池駆動のWindowsCEマシンです。
対象は、WindowsCE黎明期のモノクロ液晶マシンに限定されてきます。
- H/PC CASIO カシオペアA-50,A-51,A-51V,A-60
- H/PC NEC モバイルギアMS-CSシリーズ(だったかな、小さいタッチタイプできないモバイルギアです)
- PsPC CASIO E-55(for Docomo含む),E-65など
このうち、今回入手できたのは、PocketPCの元祖、
- Palm-size PC E-55
です。
E-55のスペック
E-55 | Advanced W-ZERO3[es] |
MIPS系 VR4111 69MHz | ARM系 PXA270 520MHz |
3.5インチ 320x240 4階調白黒 | 3インチ 800x480 65,596色 |
RAM 16M(D-RAM,ストレージ+ワークメモリ込み) | RAM ストレージ256M(フラッシュ),ワークメモリ128M |
Palm-size PC on WindowsCE2 | WindowsMobile6 on WindowsCE5 |
かなり貧相です。
でもアドエスにはない魅力があります。
- 乾電池駆動 単4型2本
- 大きな画面
- 目に優しい反射型液晶
動作は緩慢としていますがこの特長を生かすべく、Kindle?の向こうを張って、
電子書籍リーダーとして活用
することにしています。
手法
ActiveSync4.5はWindowsCE2をサポートしません。RS-232C経由、COM1で接続したところ、あっさりはねられました。
そこで、コンパクトフラッシュを利用します。
- Tillano ExplorerのPsPC-MIPS向けCABファイルとRubyReder.exeをコンパクトフラッシュに入れます
- E-55標準搭載のカシオ製ランチャCASIO MenuにTillano ExploreのCABファイルを登録。(CASIO MenuはPsPCのどのフォルダでも何とか参照できるんです。これなかったら手も足も出ない本当に。)
- 登録CABファイルをタップ。Tillano Explorerがインストールされます。
- スタートメニューからTillano Exploreを選択。ストレージカード下のRubyReader.exeを\Program Files\RubyReader\あたりに放り込み、exeファイへのショートカットを\Windows\スタートメニュー\配下に納めます。(この際、スタートメニューも整理して、私はRubyReader,TillanoExplorer,G-天王星をスタートメニューの直下に入れました。ボタンも割付直すといいかも。)
使い方
- コンパクトフラッシュ直下にMy Documentsフォルダを作ります(なつかしー)
- 青空文庫より母艦でzipファイルをダウンロード、展開し、コンパクトフラッシュ直下のMy Documentsフォルダに放り込みます
- コンパクトフラッシュをE-55に挿入
- RubyReader起動
- 読みたいテキストを開きます。
楽な読み方
カーソルキーが右に来るように画面を回転させると読みやすいです。
反射型液晶で画面も大きめですから、暖かい日は外でよむといいんじゃないでしょうか。
寒い日は家の中でぬくぬくと太陽の日を浴びて読書も悪くありません。
できあがり。
安上がりに電子書籍リーダを入手できました。
何が楽しいって、貧弱なこいつをどう活かすか考えるところ。
とりあえず、シャーロックホームズを読んだふりをしてみます。