SL-A300のデータだけ手軽にバックアップ

SL-A300の本体メモリはフラッシュタイプじゃないので、電池が切れると飛びます。
そこでバックアップが大事になってくるのですが・・・

SL-A300の本体システム丸ごとのバックアップ

これはかんたん。
標準装備されている「バックアップ/リストア」を使えば、丸ごとSDカードにバックアップしてくれます。
これで何度か救われました。
バックアップする時間も、非常に短いので、いいんです。

でも、これではつぶしが利かない!

なぜなら、リストア先のSL-A300がもし仮に壊れてしまったら!
リストアできない!

リストアできないと困るのは、

大事なテキストファイルやらなにやら、つまり本体メモリの Documents フォルダ(ディレクトリ)に格納されているファイルのサルベージができない。
これは相当、痛い!

というわけで、

本体メモリのバックアップを

SL-A300だけで

何とかできないか考えると。

まずcp -R /home/root/Documents /mnt/card/backup/ は

だめ!
デジタルほぼ「ほぼ日手帳」として使っている私は、これをやってしまうと、カレンダーのファイルタブに同じものが2つ表示されるし、そもそも表示に時間がかかってしまう。

よって、tarで固める!

で、tarコマンドではたしか

tar cvf バックアップファイル.tar ./Documents

なんてすればいいよね、とか思っていたら

こはちょっと違うみたい

SL-A300標準装備のtarはbusyboxでした。
tarだけ打ってコマンドを調べると、なんと変態的なことに

tar -c -f バックアップファイル.tar ./Documents

などとするらしい。

というわけで、これを

embedded-consoleでも、terminalでもいいので、コマンドラインから入力してやるわけです。

いちいち入力するのは面倒なので、

terminalの「コマンドリスト」に登録してしまいました。

cd /mnt/card/;mv -f bkup.tar bkuporig.tar;cd;tar -c -f /mnt/card/bkup.tar ./Documents

をコマンドリストに登録してやれば、一発でバックアップできますよ。
最初の1回はmvでエラーが出るけど、気にしない!

SDカードから母艦たるPCにbkup.tarを解凍してやればOK!

SL-A300が壊れても、つぶしが利くバックアップファイルが出来上がりました。

注意!

SL-A300の本体メモリには、"!"やら"&"やらをファイル名に持つファイルがあります。
Documents/Web_Files/Bookmark_Files/
あたり。
これをザウルスドライブで開くと、母艦が固まります。当たり前やなー。

注意!その2

固めたファイルを母艦で展開するとわかりますが、日本語ファイル名は化けます!orz
SL-A300本体に作成するファイルのファイル名には、なるべく日本語は避けましょう。