再帰的宇宙、ブラックホールの中心

夜空を見上げて思うこと。

宇宙生誕約140億年。
140億年前に宇宙は出来たそうな。
同じ事を2度言う必要はないね。
それはそうと、人類最高の望遠鏡で
確か約130億光年先まで見ることが出来たってニュースになってたなぁ。
約130億年前の宇宙の姿をとらえたと。
すごい!
ということで、
約140億光年先には、生まれたての宇宙が見えるはず。

しかし、

宇宙は観察者を中心に膨張していて、
その速さは遠くなればなるほど速くなるんだそうな。
約140億光年先の宇宙は、光の速さで観察者たる自分から遠ざかっているらしい。
光の速さに達すると、時間は止まって見えるし、質量があれば無限大になる。

そもそも、

光が観察者の自分に届かない。
約140億光年先はつまり、ブラックホールのフチと同じ。

逆に言えば、

ブラックホールの中心に、観察者たる自分がいるんだ。
すぐそばにいる相方とは約2〜3メートルしか違わないけど、相方は相方でブラックホールの中心にいて、同時に私は私でブラックホールの中心にいる。
どこもかしこも、ブラックホールの中心。

宇宙は中心の集合でできている。

なんだそりゃ。

それはそうとして、

銀河の中心や白鳥座のあたりには、
ブラックホールがあるそうで、
当然ながら我々からはその内部を観察できないけど、
きっとあのブラックホールの中にも観察者がいて、

宇宙の果てはどうなってるんだろう

なんて想像しているに違いない。

宇宙は再帰的に出来ているなぁ。

うそ、おおげさ、まぎらわしい表現で
かなりねじ曲げた結論を導き出したけど、
それでもやっぱりおもしろいなぁ。

ブラックホールの中の人に告ぐ!

宇宙は再帰的にできているよ!

と、おれに向かって誰かが告げているに違いない。