ソフトバンクの回収見込みが薄い債権が昨年9月で800億円

ソフトバンクの携帯電話事業で貸倒引当金が急増している。2008年9月末の残高は810億円と1年で500億円弱膨らんだ。09年3月期末には1000億円近くに達する可能性がある。端末の割賦販売が拡大、景気悪化も背景に回収不能の恐れがある割賦債権や通話収入が増えているため。

http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?n=AS2D12010%2012122008&landing=Next

携帯電話事業の貸倒引当金残高のうち、端末の割賦販売関連で約500億円を占める。

あんまり会計のことは分からないんだけど、2年縛りで端末を安く(もしくは無料)で提供しているから、
実際には2年縛りで、本来の価格より安くなった端末代分がそのまま計上されてるのかな?
回収見込みないよ、って計上して損金扱い。

本体価格5万円の端末を1万円で販売したら、

  • 昔のインセンティブなら「販売費」に4万円計上されるところ、
  • いまの割賦販売では4万円の債権となり、2年使われれば4万円回収できないから、4万円を貸倒引当金に計上、とか。

この考え方であってるのかな?

で、

実際には中途解約する人もそれなりにいて、割賦の残債が返ってくることもかなりあるから、
損金に見こんでいたけど実はある程度回収できました、見たいな。
インセ4万円の販売費を工面するのは難しいので、販売時の端末代金は高くなりがち。

だけど、割賦4万円なら、解約時に帰ってくるかもしれずその分が見込めるから、4万円値引いて最初販売できる。
そんな風に考えてんのかな。
内部でどんな会計処理・販売計画がされているか分からないけど、面白いな。
っていうか、額が大きいな。