黒いプラスチックプレート


これで、Vista動いてるんだよな。
それはそれで凄い、と思う。
でも、なんでこんなに小さなバッテリを搭載せざるを得なかったのだろう。
以下邪推。

2007 Microsoft Office Personal

パッケージ開封した時に確認した通り、WILLCOM D4に添付される2007 Microsoft Office Personalには
「モバイル通信デバイス専用」
のシールが貼っています。

そもそも、

2007 Microsoft Office Personalが添付されたこれまでのパソコン、ノートパソコンの中で、

「モバイル通信デバイス

に相当するものがあったでしょうか。
「モバイルデバイス
と呼べるほど小さなものはあったかもしれませんが(ちょっとこれも想像できませんが)、
モバイル通信=いわゆる無線LANとかではなく、「無線WAN回線での通信」であるとしたら、
「モバイル通信デバイス
と呼べるものはなかったと思います。
WILLCOM D4はこれに当てはまる最初のPCだったのではないかな。

ただし、

マイクロソフトが「モバイル通信デバイス」とする要件が

  • 無線WAN回線を内蔵し
  • Windowsが動作し
  • かつ重量(たとえば)500グラムを超えないもの

だったとしたら。

WILLCOM D4の大容量バッテリを標準バッテリにすると、重量は500グラムを超えます。
だから、WILLCOM D4の重量を500グラムに抑えるため、標準バッテリが小さくなったのではないか、とか。
なぜそこまでして「モバイル通信デバイス」としてマイクロソフトに認めてもらいたいかといえば、

たぶん、

2007 Microsoft Office Personalのライセンス料金が安価になるからじゃないかなぁ。

W-ZERO3シリーズなど

WindowsMobileには標準でOfficeMobileが添付されているのに、
WILLCOM D4にOfficeが付いていないとい言うのは、
マイクロソフトとしても、またウィルコムとしても避けたかったのではないか。

よって、

マイクロソフトは、WindowsMobileとの均衡を図るため、
Office Personalに「モバイル通信デバイス専用」の安価なライセンス料金を設定した。

一方ウィルコム

何としてもWILLCOM D4でOffice標準搭載がほしかった。

その結果、

WILLCOM D4マイクロソフトが言うところの「モバイル通信デバイス専用」にする必要があり、
この小さなバッテリをもってして「標準バッテリである」とする必要があったと。

で、

WILLCOM D4はこの小さなバッテリを標準バッテリとして採用し発売。
500グラムを切ったので、オフィスライセンスは低廉。
WILLCOM D4の販売価格は抑えられ、かつOffice標準搭載されてウィルコムも安心。

しかし、

やっぱり、この小さいバッテリでは、なかなか難しいので、
3時間くらいまともに利用できるための大容量バッテリを無料で配布するキャンペーン。
これなら、3時間くらい利用できるWILLCOM D4を、「モバイル通信デバイス」として実質販売できる。
とか。

かなりのこじつけ仮定で、かなりのこじつけ落とし所を、かなりこじつけて邪推してみました。

考えすぎかな。
考えすぎだな。

追記。

きっとたぶん、Centrino Atomブランドのためなんだろうね。
MIDとUMPCの違いはどこにあるのか。Intel,Centrino Atom国内発表会を開催 - 4Gamer.net

ポケットの中に入る筐体サイズ

の要件が、大容量バッテリでは満たされなかった、ってことだろうな〜。
確かにプロモーションビデオではポケットから取り出すシーンがあったような気がするので、こっちが正解かな。
ポケットに入れて持ち歩くと、肩こるよきっと。