WILLCOM D4の通信不具合（いわゆる「パケ詰まり」）解消実験

WILLCOM D4でW-SIM通信中に通信途中でパケットのやり取りができなくなる通信不具合、いわゆる「パケ詰まり」が起きたとき、W-SIM通信の切断さえできなくなり、再起動を余儀なくされたり、WILLCOM D4起動中のW-SIM抜き差しの繰り返しによる荒療治を行わされたりしてきました。
なんだかうんざりですが、そのうちアップデートが出るだろうと思いつつ、今できることをやってみます。
実験です。うまくいくかは、しばらく様子を見ないとわかりません。

内容

コントロールパネル - デバイスマネージャ
ポート(COM と LPT) - SHARP USB-to-Serial Comm. Port(COM5)
ポートの設定 - ビット/秒　を　38400 に変更（控えめ）　→　OK
モデム - SHARP W-SIM Modem
モデム - ポートの最高速度　を　38400 に変更（控えめ）　→　OK
デバイスマネージャを閉じる
スタート - 接続先
CLUB AIR-EDGE で右クリック　→　プロパティ
全般 - 構成
最高速度(bps)を　38400 に変更（控えめ）　→　OK　→　OK
CLUB AIR-EDGEで接続
以上

やったことのココロ

W-SIMからアプリにたどり着くまでの通信速度を統一してみた。
ポート(COM と LPT) - SHARP USB-to-Serial Comm. Port(COM5)が
デフォルトでは9600だったので、どうかと思ったりしながら設定しました。
なお、
38400じゃなく115200だとパケ詰まり起こすことは確認済み。
アプリにたどり着くまでのバッファ制御が混乱しないようにしてみたつもり。
果たしてどうなることやら。
実験です。
あそれ実験です。
あそれそれそれ。

（追記）とりあえず1日目の結果

あまり時間をとることはできなかったけど次のような感じの結果になりました。

PHSの感度は良好でかつ一定

D4は移動せず一定の場所で利用

電源設定はバランス

Opera9.51利用

1時間利用する間、パケ詰まりは発生せず

PHS感度が良好であればパケ詰まりは発生しないような気がします。
ただし、以下の事象にも遭遇しています。

上の速度設定を115200に統一すると、PHS感度が良好でもパケ詰まりした

38400に統一しても、バス移動中などPHS感度が不安定な状況で、重めのサイトをダウンロード中に閲覧キャンセル、別のサイトを閲覧した時にパケ詰まりした

いずれの場合も、ダイヤルアップ接続の切断は通常の操作ではできず、シャットダウンすることで切断した

感度安定した状態限定で、あまり無理な速度設定をしなければ、パケ詰まりをある程度抑えられそうです。
もう少し実験する必要がありますね。

参考：ブロードバンドスピードテストの結果

------ BNRスピードテスト (ダウンロード速度) ------
測定サイト： http://www.musen-lan.com/speed/ Ver3.5001
測定日時： 2008/08/18 20:04:08
回線/ISP/地域： 
--------------------------------------------------
1.NTTPC(WebARENA)1： 47.995kbps(0.047Mbps) 5.97kB/sec
2.NTTPC(WebARENA)2： 65.594kbps(0.065Mbps) 8.17kB/sec
推定転送速度： 65.594kbps(0.065Mbps) 8.17kB/sec

38400に設定した割に案外速度は出てるなぁという印象。

参考にもならない参考

38400から欲張って57600に統一してみてブロードバンドスピードテスト

------ BNRスピードテスト (ダウンロード速度) ------
測定サイト： http://www.musen-lan.com/speed/ Ver3.5001
測定日時： 2008/08/18 20:23:28
回線/ISP/地域： 
--------------------------------------------------
1.NTTPC(WebARENA)1： 48.012kbps(0.048Mbps) 5.98kB/sec
2.NTTPC(WebARENA)2： 55.551kbps(0.055Mbps) 6.92kB/sec
推定転送速度： 55.551kbps(0.055Mbps) 6.92kB/sec

うーん、誤差かな？
それとも38400が最適なんだろうか。
というわけで、
今後もしばらくは38400でパケ詰まり解消実験を続けます。