今までに出会った中で最高のPDA

PDAという道具として最高だったという意味です。
意外にもこれがSL-A300だったりするんです。
リナックスだ!QTだ!でもSL-C700高くて買えないorzので、中古屋を巡って迷いに迷った上で買ったんです。
でも、普通に道具として意外に最高だったんですね。
道具として使い込むほどに味が出て、
道具として使いこなせばグンと使える奴でした。
ハードは薄くて軽くてYシャツのポケットに苦もなく収まります。
ボタンも、HOME,MENU,○,×と非常に整理されてたり。

WindowsMobileに見習って欲しいです。
特に○、×キー。
WMのOKキーの使い方が場面場面でバラバラ、OKはできるのにキャンセルできないと、ザウルス(リナザウ)ユーザだった私は戸惑っています。
独立したOKキーがあるなら、独立したキャンセルキー(Escキー)は対称的できれいだと思うんですね。

SL-A300ではアプリをいろいろためしましたが、最終的には標準のスケジュールとザウルスショットの日付指定が最高に便利という結論に達しました(QUALENDERもすごく良かったです。使ってた時間だけ計測すればQUALENDERの方が長いです。・・・あれ最初はちがう名前でしたね。XML版でシンクロできる頃のはんーと、なんでしたっけすみません)。

ザウルスショットは今でも切望する機能です。

ザウルスショットって、PCの画面イメージを(簡単に一部を切り取って)JPEGでザウルスにすかさず転送する機能なんですね。
あ、テキストを選択してザウルスショットすると、選択されたテキストがファイルとして転送されるんです。

しかもどちらも「日付」を指定して転送できる!

(技術的にはザウルス上のJPEG,TEXTファイルのタイムスタンプの日付を指定できるだけなんですよね〜。)
「日付指定機能」は、
出張の多かった当時は非常に便利でした。
まず、
出張用務のメールをテキスト選択して、
ザウルスショットでザウルスに出張日に日付指定し転送するんですね。
で、
出張先の地図なんかをパソコンで検索して画像表示させて、
ザウルスショットでザウルスに出張日に日付指定し転送するんですね。
んで、
宿泊先ホテル情報のテキストをパソコンで選択して、
ザウルスショットでザウルスに出張日に日付指定し転送するんですね。
そんで、
ザウルスの標準スケジュール帳が、日付に関連付けされた画像とテキスト(テキストファイルですけどね)を一発で呼び出せたり(アプリが立ち上がっていればですけどね)。
実際に活用するといや〜便利便利。
さらにさらに、
手書き文字認識も意外にいけたんです。
悪筆な私はキーボード必須派ですし、今もそうですが、あの軽さと大きさ、認識精度が、手書きも味があるねぇと思わせてくれました。
たしかに、
ハードはおもったよりちゃちかったり、カーソルキーがいまいちだったり。塗装が剥げていくのがちょっと。まあ味が出るといえばその通りですが・・・
アプリも全体的に最初超もっさりだったり。標準カレンダーも立ち上がるのが超もっさりだったり。(最初の頃は本当にひどかった。OSチューニングが発売後しばらく続いて、何回も何回もバージョンアップさせられたっけなぁ。それはそれで楽しかったです。バージョンアップするたび見違えるほどレスポンスが良くなってくれるんです。うれしいバージョンアップでした。)
なんか、
理想は高いんだけど、惜しいなぁ、もったいないなぁ、誤解されちゃうなぁ、ってかんじたり。
で、
結局一般的には誤解されて消えてしまいましたねぇ。
残念。
でもでも、
SL-A300のDNAがW-ZERO3とW-ZERO3esに受け継がれていると思うと、しんみりうれしいんです。
SL-A300がなかったら、W-ZERO3はなかったんですよね〜。
(それをいうなら、SL-5000Dが最初といえば最初ですね。でも、始祖鳥みたいなもんですし、日本語版でもないしなぁ。)