それにつけても

WILLCOM D4が気になる。
スリープ中着信が難しいのはどうやら、W-SIMが着信して10秒以内に電話機本体が反応しないといけないルールがあるらしいからだそうだ。
情報元引用。

音声着信の際、発信側が「呼設定(SETUP)」というメッセージを投げると着信側は(「呼受付(CALLPROC)」と)「呼出中(ALERT)」というメッセージを返す、と言う決まりがあります(これはどの電話でもそうです)。
このうち「呼出中」メッセージについては、マイコン工作実験日記さんの記事によると、明示的にATコマンドで指示してあげないと送信されないようなのですね。
Q.931を踏襲したデジタル網はほとんどこの値を使用していますから、PHSでも当然10秒の制限があるのです。
となると、スリープモードから、10秒の間にスリープを解除し電話アプリを起動しATコマンドを返してやる、と言うことを行わないといけません。
Vistaのスリープ解除は2秒だ、と自慢げにMSの人は語っていましたが、それはベストコンディションでの話。
実際には早くて10秒とかがかかります。
そう、その間に、切れてしまうんです。こればかりは電話網の仕様なので仕方がありません。
例えウィルコムが電話網を改造しても、他の電話網から電話がかかってくれば同じことが起こります。
この「10秒」というのが、極めて微妙な線をついてしまったために、仕方なくスリープからの音声着信をあきらめてしまった、と言えます。

WILLCOM D4の使い道を考える - AIR-internet-EDGE

なるほど。
多分10秒待っても反応できなかったときは

お客さまのおかけになった電話番号は、電波の届かないところにおられるか、電源が入っていません。

なんてアナウンスが相手に流れるんだろう。
いやいや、電源は入っているのだが反応が鈍いのだよきっと。
電話をかけるにしてもスリープからの復帰は速いに越したことはない。
スリープからの復帰時間が、D4運用のカギの一つかな。