アドエスの「デジカメ」スタイルは相当に使える


アドエスにオフィシャルな「デジカメ」スタイルなんて呼称はありません。
設定-システム-画面を「横(左きき)」にしたときのアドエスは、ちょうど右手でXcrawl、カーソルキー、テンキーを操作できるようになるので、これがちょうどデジカメを操作しているときのスタイルにそっくりなので、勝手に「デジカメ」スタイルと呼んでみました。
以前、id:mobachikiさんが、アドエスのカメラ機能に「横画面にするなら普通こうするだろうシャープさん」とおっしゃっていたあのスタイルです。
http://d.hatena.ne.jp/mobachiki/20070723#p7
アドエスのデジカメスタイルのすばらしさは、寝モバをするとわかります。
デジカメスタイルでOperaを起動してみてください。
インプットスタイルでは横画面にしておくのが不安定だったアドエスが、フルキーボードを出さずに横画面でウェブ閲覧できるので、非常に安定して閲覧できます。
つまり寝モバしているときの右手の緊張感が、インプットスタイルよりデジカメスタイルの方が少ないのです。
リンクの移動はカーソルキーでできますし、ページのアップダウンもテンキーの9,6で可能です。(伊藤団長(最近、id:itokoichiさんが団長と呼ばれるのに違和感を全く感じなくなりました)の記事で確認したキーバインドです。たしかにinput.iniにはそのような記述があったような気がします。)ただし、文字キーで入力モードを数字にしておく必要があります。
さて、画面をデジカメスタイルにしたり元に戻したりするのに、いちいち設定-システム-画面をたどるのは面倒です。
私は、以前からYTaskMgrを愛用していましたので、これを利用しています。
デジカメスタイルにするには「横画面(左きき)」を選択、縦に戻したいときは「縦画面」を選択します。
YTaskMgrは、前々回の画面切り替えを覚えているので、ほぼトグル動作で画面を切り替えられます。
YTaskMgrを使えば、縦画面とデジカメスタイルを簡単に切り替えられます。
また、無線LANについては、PQzIIなどキーフック系アプリを使って、wifictrlをソフトキー+何か(たとえばクリアキーなど)に割り当てれば、フルキーを出さなくても、前面キーだけでオン・オフすることができます。
これでほぼデジカメスタイルによる寝モバだらだらウェブブラウジング環境は整います。
\Application data\Opera\input.iniをちょっとなおしてみます。

:
[Browser Widget]
:
L = Page down
P = Page up
:
[WinCE Application]
:
;5 = Toggle images
5 = Close page
:
M = Close page

などとしておけばさらに快適でしょう。
インプットスタイルでは、P,Lでページアップ・ダウン、Mでタブを閉じます。なお、デフォルトでBSキーで前の画面に戻ります。
デジカメスタイルでは、9,6でページアップ・ダウン、5でタブを閉じます。なお、デフォルトでクリアキーで前の画面に戻ります。(5キーにデフォルトで割り当てられている画像表示のオン・オフトグルを殺しています。)
これで概ねいいかんじに、インプットモード、デジカメモードそれぞれで、右手のみによるウェブブラウズができます。
ちなみに、2++もデジカメスタイルはいい感じですね。おすすめです。
こうやってアドエスは廃人促進剤と化しました。
※写真追加。本当になんか右手になじみます。